天然石の選び方

みなさんはジュエリーを選ぶとき、何を基準に選びますか。

ジュエリーショップ等で「ダイヤモンドは資産価値がある」「この宝石は希少だから数年後には値段が上がりますよ」「加熱処理等で色を変えた物は価値が無い」なんて聞いたことはありませんか。

資産価値がある宝石とは、王侯貴族・資産家と呼ばれる人たちが代々所有するものであり私たちが目にすることは殆どありません。

極稀に、サザビーズ等のオークションハウスで見かけることはありますが入手するのは少々難しいものです。

さらに、オークションハウスでは出品した時の相場観や欲しいと思う人が居るか否かで金額が決まります。例えば、一億円で入手したからといって必ずそれ以上の金額で売れるわけではないのです。

相場があるのは4C基準のダイヤモンドと貴金属だけです。

その他の天然石や宝石は、売っている人が仕入れた価格で決まります。鉱山から直接買うのと多くのバイヤーを経て買うのでは、同じ物でも価格は変わります。自分が仕入れた価格より安く売る人は居ませんよね。

貴方が鉱石コレクターでないなら産地や発色因子にこだわらず、ファーストインプレッションとファッションアイテムの1つとして選んでください。

最初に感じたご自分の「好き!」という直感と、ファッションコーディネイトのアイテムの一つとして選ぶことをお勧めします。

または、誕生石や石言葉などを考えて、その宝石を身につける意味や伝えたいこと等、自分や贈る相手に合わせて選ぶのも良いですね。

色が濃いから、大きいからといって良い物ではありません。

貴方が欲しいと思うものを、贈りたい人に似合うものを、選んで頂きたいと心から思っています。

そのお手伝いが出来れば嬉しく思います。