貴金属とは
金属のうち化合物を作りにくく希少性のある金属のことを「貴金属」といいます。
全部で8種類ありますが、色が美しく、加工が容易、室温で変色しない(銀を除く)という三要素をもち工芸品や宝飾品に用いられているのは「金」「銀」「白金(プラチナ)」です。
この3つの貴金属に「パラジウム」や「銅」などを混ぜると加工がしやすくなり、耐久性も上がります。
割り金の配合はメーカーにより様々ですが、以下は一般的にジュエリーに使われる貴金属の割合です。
◆K18・・・・・・・・・・金 75 % + 銀・銅・その他
◆K10・・・・・・・・・・金 41.7 % + 銀・銅・その他
◆K5・・・・・・・・・・・金 21 % + 銀・銅・亜鉛・その他
◆Pt900・・・・・・・・・白金(プラチナ)90 % + パラジウム・その他
◆SV999・・・・・・・・・銀 99.99 %
◆SV950・・・・・・・・・銀 95 % + 銅・その他
◆SV925・・・・・・・・・銀 92.5 % + 銅・その他
以下の二つは法廷品位として配合が定められています。
◆スターリングシルバーと表記できるのは、銀(Ag)92.5% + 銅(Ca)7.5% の配合(SV925)で、銀と銅 以外の金属を含まない物
◆ブリタニアシルバーと表記できるのは、銀(Ag) 95.84 % + 銅 (Ca)4.16 % の配合(SV958)で、銀と銅 以外の金属を含まない物 ※英国では1696年から、フランスではナポレオン時代から銀と銅の2元合金でなくてはならないと定められています。